このテキストは、心身科学部心理学科2、3、4年生用に開講されている講義「計量 心理学」の授業、及び大学院心身科学研究科の講義「計量心理学研究」のため に用意したものである。学部生の場合には、理論的な記述の部分は最小限に済まし、 応用例を中心に話を進める。
計量心理学のテキストということになると、本来一次元・多次元尺度構成法や因子 分析、テスト理論が中心に据えられるべきであるが、計量心理学をより広義に、心理 現象の計量に関わるすべての方法についての学と定義するならば、心理現象の規定因 の多さ、実験的統制の可否等から、分散分析、多変量分散分析、多変量解析もその中に 当然含めなければならない。このテキストでは、これらの多くの方法の中で、心理 学科の学生や院生が、論文を作成するに際して不可欠と思われる最小限の方法を SAS 及び STATISTICA のプログラムの解説も含めて行うことにする。
このテキストも、ホームページ上には無料でクライ アントが自らのパソコンにダウンロードできるような各種の SAS プログラムが載 せてあるので、自由に利用していただきたい。ダウンロード用の SAS プログラムのありかは、目次の項に明示した。
また、今後順次 STATISTICA の実行手順や結果の解説も載せていく予定である。
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