A14.
口唇、口蓋裂があるからといって排ガス(おなら)が多いということはありません。
しかし、乳児期の子供さんのお母さん方から、上の子供に比ベ、排ガスが多いのだけれどといった質問をときどき受けることがあります。
たいていの場合は、哺乳時に披裂部から空気をいっしょに吸い込んで飲み込んでしまうことにより生じます。この場合、それ自体は特に問題はありませんが、哺乳のさせ方がよくない場合がありますので、一度哺乳についてチェックする必要があります。
赤ちゃんをややおこすようにして、ときどき哺乳を休んでげっぷをさせて下さい。この操作が十分でないと排ガスが多くなったり、ミルクは十分飲んでいないのに空気でおなかがふくれてしまったり、場合によっては吐乳(お乳を吐くこと)の原因になっている場合があるからです。
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