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口唇、口蓋裂の治療をするとき、種々のレントゲン写真をとる必要があります。
手術の前には胸のレントゲンをとります。口の病気なのにどうして胸の写真をとるのかといいますと、胸の写真には、子供さんを手術するうえで必要な心臓の異常、肺の異常、骨格の異常の有無など、さまざまな情報が得られるからです。
また、すこし大きくなって頭蓋のレントゲン写真を定期的にとります。これは頭部、顎の発育を診査して治療の必要の有無などをみるためです。
このように、レントゲン写真は、治療をするうえで不可欠です。放射線(レントゲン)の被曝による体への影響を心配するお母さんがいますが、通常、口唇、口蓋裂の診断のための放射線の被曝量では、体に影響はありません。
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