Q47.幼児期に矯正装置を入れると言語治療がやりにくいのではありませんか。

A47.

 乳歯列期に矯正歯科治療を必要とする子供さんの場合、言語治療を並行して行わなければならないことが往々にしてあります。この場合、歯列の拡大などが言語治療効果を高めることが多いのですが、反面、矯正装置の種類によっては装置自体が言語の障害となることがあります。
 しかし、ほとんどのケースでは矯正装置の形態を考慮することにより、言語治療の妨げにならないよう改善することができます。通常、装置を入れ、一週間程度で子供さんは装置の形に慣れ、言語も装着前と目じ状態に戻りますが、言語に歪みが認められるようなら、一度、言語治療士、口腔外科医に相談して下さい。