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　日本人における調査では、同胞罹患率（次の子供さんが口唇、口蓋裂になる確率）は1.97%、同胞再発率（口唇、口蓋裂の人が子供さんをもつときの確率）は1.42%といわれています。具体的に例をあげると、アメリカにおける調査では、55人の口唇裂、あるいは口唇、口蓋裂の人から生まれた171人の子供のうち8人（4.8%）に口唇裂、口唇、口蓋裂の子供がみられました。

　このうち、お母さんが口唇、口蓋裂であった場合は6.8%、お父さんが口唇、口蓋裂であった場合は3.9%でした。日本人の口唇、口蓋裂の人110人から生まれた232人の調査では、発現率は3%で、男性の口唇、口蓋裂の場合は2.3%、女牲の口唇、口蓋裂の場含は4.0%でした。これらの数値は、一般集団中の確率より高いといえますが、同胞罹患率1.97%ということは、100回出産すると1.97回、同胞再発率は100回出産すると1.42回ということで、いずれも著しく高いとはいえません。これについてのくわしい図書については、日本口唇口蓋裂協会にお問い合わせ下さい。