Q33.発音に異常がある場合、外から見て異常がなくても口蓄裂の場合があるのでしょうか。

A33.

 発音に異常がある場合、外見上は正常な口蓋の形をしていても、粘膜の下で筋内が断裂している場含があります。これを粘膜下口蓋裂といいます。
 粘膜下口蓋裂の場合、鼻咽腔閉鎖が不十分な場合が多いので、手術の通応となります。また、これとは別に、軟口蓋が極端に短かったり、筋肉の形成不全や麻痺がある場合も発音に異常を生じる原因となります。
 このような場含、言語治療士、口腔外科医、耳鼻科医などの専門家に相談してみて下さい。何年も発音異常の原因がわからずに放置されていた子供さんが、実は粘膜下裂があることがわがり、手術により正常な言語を獲得できたという場合も多くあります。