Q38.披裂部に萌出した形態異常の歯や、位置異常の歯は早期に扱歯したはうがよいのですか。

A38.

 披裂部では、形態や位置の異常を伴う歯がみられることが多いのですが、早期の抜歯は勧められません。それは、歯根が育つことによって顎もいっしょに育つからです。
 私達の施設では、その歯が舌を傷つけたり、発音の異常の原因になる場合以外はできる限り残すようにしています。しかし、この部位の歯はちょっと手をぬくと歯の汚れが残り、虫歯になりやすいので十分に気をつけてあげて下さい。