11.Q.義歯性口内炎の予防法は

A.愛知学院大学歯学部補綴学第二講座 教授 川口豊造

 義歯の内面にプラークが付着し、その中に真菌、特にカンジダ菌の刺激で義歯性口内炎が起きるといわれています。そのために義歯性口内炎を予防するには、義歯にプラークを付着させないことが大切です。1gのプラークの中に、およそ1千億個もの微生物が存在するといわれるほどです。ほっておくと義歯は汚れるものなので、食後には必ず義歯を義歯専用ブラシで清掃し、また義歯洗浄剤等も併用して義歯を清潔に保つことが予防法です。