18.Q.心疾患

A.埼玉県立衛生短期大学 助手 武田美津代

心疾患
口腔ケアの必要性

 口腔内の炎症部位から細菌が血液に入り、心臓の内膜などに付着してトラブルをおこさないようにする。
 心臓の手術後は口内炎(アフタ)をおこし、治りにくくなるため。
 嚥下障害や咀嚼障害があると、食べ物が口腔内に残り、口腔内が汚染されやすくなる。

口腔ケアのポイント
@ 口腔内を清潔な状態に保つ
 歯の治療をして口腔内の炎症を予防する
A 心筋梗塞の急性期には心臓に負担をかけない口腔ケアをする
 寝たまま行うときは、顔を横に向けて行う
 むせたり、吐き気を誘発しないようにする
B 歯痛を訴えるときは、胸痛から関連した痛み(関連痛)の可能性も考え、狭心症の発作に注意する