Q11. 顎関節症と親知らず

 顎関節症とはあごの関節に痛み、椎音、連動障害などを生ずる病気のことで、いろいろな原因で起こってくることが知られています。歯ならびが悪い場含、またストレスによっても起こってくる場合もあります。
 親知らずの抜歯は口の一番奥にある歯の処置ですし、埋伏している場含も多いので治療時問も長くかかります。
 通常、親知らずの抜歯をしてもあごの関節が痛むことはありません。しかし、以前より顎関節症の方などでは親知らずの抜歯後に顎関節に痛みや雑音を覚えることがあります。このような場含、無理をして口をあけたり、雑音を試してみたりせずに担当医に相談して下さい。
 ほとんどの場含一時的なもので、硬い物を食べないで開口を制限し、場含によっては薬剤を服用することで症状は軽減します。
 以前より顎関節に痛みや雑音がある方は抜歯の前に必ず担当医に申し出て下さい。また抜歯中に顎関節に痛みを覚えたときも担当医に申し出て下さい。