Q18. 抜糸をする日にどうしても受診できない場合

 一般に抜糸は縫合後一週間程度で行いますが、創部、患者の全身の状態をもとに担当医が抜糸の日を決定します。決定された抜糸の予定日に都含が悪く、一日ないし二日抜糸が遅れても運常はそれほど大きな問題はありません。しかし、あまり長期間になりますと縫含部の周囲が汚染され、感染などの原因にもなりかねませんので注意をして下さい。
 また、小さい子供さんや障害のある方などに対しては、抜糸をしなくても自然にある期間を過ぎると溶けて脱落する糸を使用することがありますが、まれに脱落しにくいことがあります。これもあまり長期間(一か月を過ぎるほど)にわたると感染の原因にもなりかねないので、この場合は担当医に連絡して指示を受けて下さい。
 抜歯後、長期の海外出張などに行かなければならない場合、本来は抜歯を延期したほうがよいのですが、出張先、出張期間、歯の状態などを考えて、自然脱落する糸を使用することもあります。このような方は担当医と相談して下さい。