Q3. 抜歯後、腫れが強くなってきたら

 抜歯をするとそのあと、徐々に腫れてきます。腫れの程度がわずかであればそのまま特に何もしなくてよいでしょう。
 腫れが熱感や痛みを伴うような場含、水道水に浸したタオルをしぼって腫れている場所に当てるとよいでしょう。このとき氷嚢や保冷剤(アイスノンなど)などで急激に冷やさないで下さい。
 通常の腫れであれば、このようにして翌日担当医に診察してもらいましょう。
 腫れの中でも、出血と関係して生ずるものがあります。通常、担当医は傷の深部で持続的な出血や滲出液の漏出が予想される場含、ラバードレンなどを傷口に挿人して血液や滲出液が口の中に出てくるようにします。このような場合にあまり神経質になってガーゼを咬みすぎますとかえって入り口のところから滲出液や血液が口の中に出られず、腫れが強くなってくることがあるので注意して下さい。
 一般に頬の側の腫れであれば翌目までそのままにしておいても心配はいりません。下顎の親知らずで舌の側の腫れが強く、呼吸がしづらくなってくるようでしたら、担当医に連絡して下さい。