Q8. その他の埋伏歯にはどんなものがあるのでしょう

 埋伏歯とはあごの中で埋まったままで口の中に出てこない歯のことです。この埋伏歯の状態にはもちろん親知らずが最もなりやすいのですが、埋伏歯は歯の出る方向が悪がったり、歯の出るスベースがない場含になるわけですから、どの歯でも埋伏歯となる可能牲はあります。
 親知らずと並んで埋伏歯になる頻度が高いのは上顎の真ん中にできることがある正中過剰歯という歯です。これは名前のとおり、すべての人にある歯ではなく、余分にある歯です。しかし、比較的頻度が高く数十人に一人の割含でみられ、埋伏歯の状態ですので、外からは見えません。上顎の前歯の歯ならびが悪い場含にはこの正中過剰埋伏歯が原因の場合がありますから、歯科医院で調べてもらうとよいでしょう。
 またこのほかには、第二小臼歯が埋伏歯になる場含がありますが、これはあごが小さくて歯が並びきらないときに第一小臼歯と第一大臼歯が接近してはえてしまうので、あとからはえる第二小臼歯のはえるスペースが不足することにより生じます。
 通常では小児歯料などで便宣抜去といって歯をまびくのは、このように第二小臼歯が埋伏状態になったり、歯ならびが悪くなったりするのを防ぐためなのです。いずれにしろ埋伏歯は外から見えません。こういった意味からも、かかりつけの歯科医院で定期検診をすることが必要です。