Q22. 抜歯後、口をあけづらくなるのはどうしてですが

 下顎の親知らずを抜歯したあと、口をあけづらくなる原因として最も多いのは、歯を抜いたことによる侵襲が内側翼突筋や咬筋などの閉口筋、つまり口を閉じるとき働く筋肉に及ぶときにみられます。この場含は、腫れの強いときに無理に口をあけることをせず炎症がおさまるのを待ちます。
 通常は腫れがおさまれば自然に口はあけられるようになりますが、腫れがひいたあともあけづらいとさは、開口のための繰習や理学療法などが行われます。また、口をあけづらくなる原因があごの関節の痛みの場含もあります。これについては"Q11.顎関節症と親知らず"の項を読んで下さい。